土木事業

植生工

植生工

植生工とは法面に植物を繁茂させ、法面の保護を図る工法の総称です。法面を植物で覆うことにより、雨水による法面の浸食を防ぎ、風化を抑制することができます。
また、法面に周辺の自然環境と調和のとれた植生を成立させることで、自然環境や景観を保全することができ、CO2の吸収が期待でき、温暖化対策としても有効です。

  • CAのり面緑化工法
    CAのり面緑化工法
    CAソイル(クリンカーアッシュとバーク堆肥等混合物)を用いたのり面緑化工法
  • ガリコート工法
    ガリコート工法
    山岳崩壊地等の表層侵食防止や岩盤上の緑化を行う工法

CAのり面緑化工法(【CA:クリンカーアッシュ】 火力発電に使用する石炭の副産物)

CAソイル
CAソイル

CAのり面緑化工法はCAソイル(クリンカーアッシュとバーク堆肥等混合物)を用いたのり面緑化工法です。CAソイルは砂状多孔質のため、植物に有効に利用できる水分を多量に保持でき、乾燥の激しいのり面緑化にきわめて有効です。

特徴

  • CAソイルは、植物に有効に利用できる水分を多量に保持でき、乾燥の激しいのり面緑化にきわめて有効です。また、植物の生育に有効なミネラル類を多く含むため、健全で良質な緑化を早期に達成します。
  • クリンカーアッシュの特性である「通気性」「保水性」により植物の根系の発達が良好となり、微生物も増殖しやすいため、従来工法と比べ木本類の生育が優れ、樹林化工法としてもすぐれています。
  • CAソイルで施工した緑化基盤は適度な透水性を有するために雨水を浸透させ浸食に対する抵抗性が高くなります。
  • CAソイルは、ミネラルを含んでいるので、害虫の発生を抑制します。
  • CAソイルはクリンカーアッシュと植物性繊維のバランスが良いためスムーズな吹付作業ができ、リバウンドも従来に比べて減少します。
  • CAのり面緑化工法は、従来の吹付機で施工しますが、産業副産物の有効利用と施工性の向上によりコストダウンが可能です。

ガリコート工法

ガリコート工法は、侵食防止基盤材や緑化基盤材をヘリコプターで上空から散布・投下し、山岳崩壊地等の表層侵食防止や岩盤上の緑化を行う工法です。

特徴

  • 侵食されている箇所に耐侵食性の高い基盤材を散布または投下して表層を固化させることにより、表層侵食(含むリル侵食)を抑制できます。また、固化した土手等を造成する方法でも、同様の効果を生み出すことが出来ます。
  • 耐侵食性の緑化基盤材を岩盤上に厚く散布することにより岩盤上の緑化が可能です。

施工実績

  • 侵食防止基盤材投下状況
    侵食防止基盤材投下状況
  • 侵食防止基盤材投下状況
    侵食防止基盤材投下状況
  • 侵食防止基盤材投下後
    侵食防止基盤材投下後

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