製品事業

ブロックの備蓄と利用

コンクリートブロックの特長のひとつに可搬性がある点があげられます。
いつ、どこで災害が起こっても、現場へ運び、積み上げるだけで構造物としての効果をただちに発揮します。技研の備蓄ブロックは、省スペースで安全にストックできるように工夫がなされています。
技研の備蓄ブロックは全国に数多く備蓄されており、実際の災害時の応急復旧にも利用されています。

  • 五脚ブロック
    五脚ブロック
    六脚ブロックをベースとして備蓄専用に開発したブロックです。省スペースでの備蓄に適しています。
  • ビーハイブ
    ビーハイブ
    ビーハイブは安定性が高く、多目的に使用できるブロックであるため、様々な復旧工事に利用できます。
  • ツイスタ
    ツイスタ
    立体型ブロックでありながらもコンパクトな仮置が可能であり、省スペースでの備蓄に適しています。

五脚ブロック

五脚ブロック

従来より防災ステーション等で数多く備蓄されている“六脚ブロック”をベースに、より備蓄に適するよう改良を加えた“五脚ブロック”。
コンパクトな仮置による省スペースでの備蓄と、低重心による良好な運搬性能が特長です。

規格・諸元

公称トン数 規格 質量 体積 型枠面積 主筋・組立筋
M V A 呼び名 長さ 本数 質量
2トン A0.50形 1.659ton 0.721m3 5.27m2 D10 0.90m 8本 4.03kg
D10 0.63 4 1.41
D10 1.50 5 4.20
3 A0.60形 2.891 1.257 7.49 D10 1.10 8 4.93
D10 0.76 4 1.70
D10 1.75 5 4.90
4 A0.64形 3.514 1.528 8.49 D10 1.20 8 5.38
D10 0.84 4 1.88
D10 1.95 5 5.46
5 A0.70形 4.609 2.004 10.11 D10 1.30 8 5.82
D10 0.91 4 2.04
D10 2.15 5 6.02

(注) 1)A0.50形とはa=0.50mであることを表しています。
    2)主筋・組立筋の上段は主筋、中段は短主筋、下段は組立筋の数量を表しています。
    3)吊筋ボックスの形状は各規格で共通です。

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ビーハイブ

ビーハイブ

ビーハイブは従来よりブロック堰堤工等でも利用されており、積み重ね時の安定性に定評があります。したがって、多段積みによる備蓄を安全に行えます。
また、ビーハイブ専用の吊り上げ装置を用いることにより迅速かつ安全にブロックを運搬することができます。

  • ※)規格・諸元は通常のビーハイブと同一です
  • ブロック堰堤工による応急復旧事例

    近年、気象環境の激甚化が著しく、短時間強雨に起因する土石流災害が多数発生しています。 一旦土石流災害が生じると、少量の降雨によっても二次的な災害が生じる懸念があり、迅速な応急対策が求められます。
    備蓄されたコンクリートブロックは既に十分な強度を有しているため、現場に運び、積み上げるだけでただちに堰堤工としての機能を発揮します。現場状況や備蓄状況 によりますが、ブロックの据付のみであれば僅かな日数で積上げることが可能であり、発災から1ヶ月未満で堰堤工を構築した実績もございます。

  • ※)ブロック堰堤工の特長についてはこちら

    • ブロック堰堤
      着工直後(施工0日目)(発災から20日後)
    • ブロック堰堤
      完成(施工5日目)(発災から25日後)

    ツイスタ

    ツイスタ

    立体型ブロックでありながらもコンパクトな仮置が可能であり、省スペースでの備蓄に適しています。

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